新田清一先生・小川郁先生がNHK「あさイチ」の聞こえ特集に出演——難聴・耳鳴りの対策と「補聴器リハビリ」を解説

新田清一先生・小川郁先生がNHK「あさイチ」の聞こえ特集に出演——難聴・耳鳴りの対策と「補聴器リハビリ」を解説

弊社neumoが聞こえのチェックや聴覚ソリューションの開発で協力をいただいている済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科 主任診療科長・聴覚センター長の新田清一先生と、慶應義塾大学病院との共同研究でお世話になっている慶應義塾大学名誉教授の小川郁先生が、2026年9月14日(月)放送のNHK「あさイチ」(NHK総合 8:15〜9:55)に解説者として出演されました。

番組の概要

特集タイトルは「聞こえの悩み解決のヒント▽難聴・耳鳴りの原因と対策」で、約60分にわたり以下の3つのテーマが取り上げられました。

  • 9割以上の人で聞こえが改善したという「補聴器リハビリ」
  • 聴力検査は正常なのに言葉を聞き取りにくい「聞き取り困難症(LiD)」
  • カーペットや厚手のカーテンなど、リビングで音を聞き取りやすくする工夫

スタジオでは主に小川先生が解説を担当され、キャスターの博多華丸・大吉さん、鈴木奈穂子アナウンサー、ゲストのマギー審司さん、佐藤仁美さんとともに、聞こえの悩みへの向き合い方が紹介されました。

補聴器リハビリ「宇都宮方式」について

番組で紹介された補聴器リハビリは、新田先生が生みの親である「宇都宮方式聴覚リハビリテーション」です。補聴器を購入して装着するだけで終わりにせず、検査・調整・日常での装用を約3か月かけて繰り返し、補聴器から入る音に脳を慣らしていく手法です。

長年の難聴で「音の少ない環境」に慣れた脳は、補聴器で生活音が一気に戻ると「うるさい」と感じてしまいます。宇都宮方式では、最初は目標より控えめな音量から始め、医師の管理のもとで段階的に音量を上げていくことで、この壁を乗り越えることを目指します。「補聴器が合わない」のは機器のせいとは限らず、脳の側の問題である可能性がある、という視点が番組の大きなメッセージでした。

小川先生は同手法をまとめた書籍『改訂版 難聴・耳鳴りの9割はよくなる 脳を鍛えて聞こえをよくする「補聴器リハビリ」』(新田清一 著、世界文化社)の監修を務められています。

聴力検査は正常なのに聞き取れない「聞き取り困難症」

番組では、聴力検査では異常がないのに、騒がしい場所や複数人の会話、電話などで言葉を聞き取りにくい「聞き取り困難症(LiD)」も取り上げられました。本人が「もっと集中して聞く」努力を重ねるのではなく、テレビの字幕を使う、大事な指示は文字でも伝えてもらうなど、情報の入り方そのものを変える工夫が対策として紹介されました。

リビングで音を聞き取りやすくする工夫

家庭でできる工夫としては、カーペットや厚手のカーテンなど音を吸収する素材を取り入れて部屋の反響を抑えることが紹介されました。硬い床や壁が多い部屋は声や生活音が反射しやすく、聞き取りにくさの一因になります。テレビを消してから会話するなど、必要な声以外の音を減らすだけでも会話環境は変わります。

(番組とは別の話題ですが)雑音の中で聞き取る力とキクモア

番組で繰り返し登場した「騒がしい場所での聞き取りにくさ」は、静かな検査室での聴力検査では捉えきれない、「雑音の中から必要な音を拾い出す力(雑音下聴取能)」に関わるものです。

弊社neumoの「キクモア」は、人間の脳には年齢を重ねても変化する力である"可塑性"があることに着目し、音の違いを聞き分けるトレーニングを通じて、雑音のある環境で必要な音を聞き取る力の向上を目指すスマートフォン向け聴覚トレーニングアプリです。

加齢性難聴や騒音下での聞き取りに課題を抱える方々に向けて、2026年6月より本格提供を開始し、慶應義塾大学病院との共同研究を通じて聴覚機能への影響を検証しています。

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