ファッションショーに「補聴器」が登場した

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昨年2025年の1月に開催されたファッションショー「HAN Kjøbenhavnの2025年秋冬コレクション」では、補聴器をつけたモデルが登場しました。

ファッションショーの場に補聴器が登場

ショーでは一般客にあえて耳鳴りを体験してもらうために高音のサイレン音も鳴らされました。

モデルとして参加したグスタフ・カルヴァンさんは、ダイビングの事故の後に難聴になりましたが詳細は公表されていません(一般的にはダイビング中の急な圧力変化による内耳や中耳のトラブルで起こり得る)。

増える若年性難聴

彼らはなぜ補聴器をあえてファッションシーンの中で使ったのでしょうか?

ワイヤレスイヤホンの進化によって四六時中イヤホンをつけている若者が増えています。コロナ禍を経てリモート会議も急増し、会議でイヤホンを使うことも常態化してます。

これらの原因からWHOのレポートにもあるように、10億人もの若者が難聴リスクにさらされています。

補聴器をつけることへの心理的抵抗(Stigma)

また補聴器によって聞こえが改善する可能性がある若者や中年世代(20〜69歳)のうち、実際に使用経験がある人はたったの16%です。この大きな原因の一つとして考えられるのが補聴器にまつわる負のイメージです。小さい時に補聴器をつけていることでイジメられたという経験を補聴器使用者が語っていたり、見た目を極度に気にする若い人にとっては、からかわれるのではないかという心配もあるためです。

ファッションシーンで補聴器が使用されることで、このような心理的抵抗が少しでも緩和されると良いと思います。

一方で2025年に12歳〜19歳に対して行われた調査では60%が「家や学校で補聴器について煩わしいことは何もない」と回答しており、世代によって認識が変化している可能性もあります。

 

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