ブリトニーマイクと難聴おばあちゃん

 

TikTok流行ったブリトニーマイクで話を聴く難聴のおばあちゃん

ブリトニーマイクをつけた母(投稿者の母という意味)がおばあちゃんに話かけている動画が昨年TikTokでバズりました。

投稿主はKatie Contrerasさん、お母さんはRuthさんで、難聴の祖母は95歳とかなり高齢です。Katieさんのプロフィールに「Houston, Tx」とあるので、場所はテキサス州ヒューストンの可能性が高いです。

ブリトニーマイクとは何か?

「ブリトニーマイク」という商品とか製品カテゴリが存在するわけではありません。

ブリトニー・スピアーズがコンサートで装着していたことから、マイク付きのヘッドセットがそのような通称で呼ばれるようになりました。

コロナ禍で難聴が悪化したおばあちゃんは補聴器を拒絶

家族が言うには、95歳のおばあちゃんはコロナに感染したことをきっかけに難聴がひどくなったそうです(コロナ感染による聴力低下は論文にもなっているが、おばあちゃんの聴力低下は加齢の可能性も残る)。

おばあちゃんは難聴が悪化しても頑なに補聴器の使用を拒んできました。そこで家族はおばあちゃんではなく家族が変わることを決意します。

補聴器はNGでもブリトニーマイクを受け入れた理由

孫いわく、おばあちゃんは外見にこだわりを持っていたため「補聴器は自分の見た目(her look)を台無し(ruin)にしてしまうもの」と考えていたようです。

一方でブリトニーマイクをつけたのはおばあちゃんではなく、お母さんです。おばあちゃんのかたわらには、ブリトニーマイクから発せられた母の声を「おばあちゃんの耳に届けるためのスピーカー」が置かれていますが、スピーカーが近くに置いてあるだけでおばあちゃんの見た目とは何も関係がありません。

そのため、おばあちゃんは補聴器と違いブリトニーマイクをすんなり受け入れたんだと思います。

<neumo 若林龍成(りょうせい)メモ>

高齢者が難聴になると「おばあちゃん、聴こえますか?あのね、こんばんのご飯はね」とゆっくりとしかも子供に話しかけるように話をしてしまいますが、エルダー・スピーク(Elder Speak)と呼ばれ高齢者本人は見下されている・尊重されていないと感じてしまうことがあります。

今回のブリトニーマイク家族はエルダースピークではなく装置で聴こえを改善し、しかもそのブリトニーマイクという装置をみんなで楽しんでエンタメにしたことで、家族がそれまで抱えていたストレスも解消されたと想像されます。

加齢性難聴という聴こえの「音量」の問題ばかりに目が行きますが、実際は「騒がしい中での聴こえ」に一番苦労します。キクモアの友達登録をするとLINE上で「騒がしい中での聴こえ」を測定できますので、ご家族やご自身の聴こえを測定してみてください。

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