自転車運転時のイヤホン禁止で難聴者が困るのはなぜ?

毎日新聞英語版に「日本の新たな『自転車のイヤホン着用禁止令』、聴力をイヤホンに頼る男性から不安の声」という記事がありました。
法改正で困るかもしれないAPDやLiDの人々
ワイヤレスイヤホンをしながら自転車に乗ってるというと、音楽を聞いていたり誰かと会話しながら自転車を運転している不届き者という印象があります。
しかしAPDやLiDと呼ばれる聞き馴染みのない聴覚情報処理障害を持つ人にとっては、ワイヤレスイヤホンは手放すことができない聴覚補助デバイスだったりします。
APDやLiDの人は聴力検査の結果は「正常」でも、騒がしい場所や複数人での会話において話が聞き取れなかったりします。
なぜAPDやLiDの人の中に、自転車運転時にワイヤレスイヤホンをする人がいるのか
毎日新聞の記事によると、APD(LiD)の人は音に対して敏感でもあり、(安全確認に必要な音が聴こえるように)自転車に乗ってる時に注意を削いでしまう風切音などについて、ワイヤレスイヤホンのフィルターを利用して邪魔な音を低減しているそうです。
安全性向上のためにはさらなる研究や議論が必要
一方、AppleのAirpods ProにおけるTransparency Mode(イヤホンをしていても外部の音を拾えるモード)を調べた研究では、音源定位誤差が左右で6.8度から19.6度に、上下で6.8度から19.4度に悪化したという結果もあります(雑音下ではさらに悪化)。
確かにAirpods Proなどを使うことで雑音下での会話の聴き取りがよくなることは研究でも証明されていますが、自転車に乗ってる時の運転に必要な音の聴き取り向上についてはまだ何もわかっていません。
記事ではイヤホン禁止でAPDやLiDの人が困ることになるという論調でしたが、自転車運転時の聴こえ向上のためのイヤホン着用が本当に安全性向上に繋がるのかどうか、今後研究及び議論が必要な気がします。
<neumo 若林龍成メモ>
実はAPDやLiDの方に限らず、私たちも加齢によって騒がしい場所で聞こえづらくなります。これは40代から始まると言われています。
聞こえなくなった音をトレーニングによって聞こえるようにすることはできませんが、騒がしい場所での聞こえについてはトレーニング可能で、弊社はキクモアというサービスでそれを実現しています。
気になる方は以下のリンクからLINE登録してみてください。ブログを見ましたとメッセージを頂ければキャンペーンコードを発行致します。是非お試しください。


